建設部会について
日本青年会議所 建設部会は、1967年に日本JCの拡大に伴い、日本の建設産業の正しい発展と日本文化の向上の一翼を担うべく設立されました。
現在は公益社団法人日本青年会議所の業種別団体の一つとして、全国29の建設クラブ、1786名の会員(2019年1月現在)がビジネスを中心とした交流を通して、自社企業の発展と、真に豊かな社会の実現へ向け活動しております 。
部会長挨拶
この度、日本青年会議所建設部会第55代部会長を就任いたします中村謙と申します。千葉ブロック建設クラブ、JCI八日市場青年会議所より出向しております。日頃より、建設部会の運動に対し、ご支援ご協力を賜ります関係諸団体の皆さま、各地建設クラブの皆さまには心より感謝申し上げます。
まずは、新型コロナウイルス感染症により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆さまに、心よりお悔やみ申し上げます。また、長期にわたり、日本に暮らす人々の命を守るため、日々、ご尽力いただいている保険・医療関係者の方々や、感染症の拡大防止にご協力いただいている皆さま、全国各地の事業者の方々に、心より御礼を申し上げます。
さて、現在の建設業界においては、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の遅延、各種工事の遅延はあるものの、2025年の大阪万博、2027年のリニア新幹線開業、都市開発、耐震防災工事が控えております。近年では、新規案件以外にも、既存のインフラにおいて維持・補修・改修を行うといった維持修繕工事の割合が増加しています。これは高度成長期に大量に整備された設備が老朽化しており、修繕改修の時期に差し掛かっていることになります。既に見込まれている大型案件や維持修繕工事の影響を鑑みると、2020年度以降も当分は引き続き高い建設需要が維持されることが考えられます。このように、高い需要が維持される中、建設業界で一番の問題となってくるのは、やはり労働力の確保になります。そのためにはICTやAIなどの最新技術を活用し業務の効率化を図り、人手不足の解消と生産性を向上させることも重要な課題となっております。労働者の高齢化と減少が進む中での人材確保のための働き方改革、女性の活躍促進、海外人技術者の育成、労働生産性向上のためのIT化やAIの導入、オフィス環境、企業運営は必要不可欠になっています。今後の高い建設需要に対応するためにも建設部会では労働力の確保・維持ならびに生産性の向上を最重要課題として取り組んでいきます。
そして、本年度は輪〜繋がり〜
伝統と新たな価値が織り成す魅力溢れる建設部会の創造を基本理念のもと運動を展開してまいります。建設部会第55代部会長として多くの人を巻き込む運動発信を心掛け、繋がりの素晴らしさを多くの会員に伝え、一人でも多くの会員に心底実感して貰える機会を創出することに注力するとともに、建設部会に対する参画意識の向上を強く推進してまいります。各地クラブ代表、シニア会員をはじめとする絆深き同士とともに魂を込めた運動を発信し、日本の建設産業の正しい発展と日本文化の向上の一翼を担うべく運動してまいります。
末筆ながら、各地建設クラブ様の益々のご発展、会員の皆様と家族、大切な人のご安全を心からご祈念申し上げますとともに、今後の建設部会の発展に寄与する所存でございますので、皆さまのご協力とご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
基本理念
輪
~繋がり~
伝統と新たな価値が織り成す魅力溢れる建設部会の創造
基 本 方 針
- 考動できる人材の育成
- 繋がりから共感を広げる魅力ある建設業の再興
- 安心して働くことができる会員企業の構築
- 会員企業のビジネス発展に繋がる産学官民との連携
- 時代の変化に対応できる強い組織運営の確立
事 業 計 画
- 会員企業の未来に繋げる事業の企画・実施
- 建設業の環境経営について考える国内ミッションの企画・実施
- 建設業の人材確保・育成に向けた事業の企画・実施
- 現役会員とシニア会員とのネットワークを通じた交流の企画・実施
- 全国部会員大会の企画・実施
- サマーコンファレンスにおけるブース出展の企画・実施
- 官公庁意見交換会議の企画・実施並びに諸団体への参加及び支援
- 災害に備えた災害支援ネットワークの強化及び災害発生時の支援
- 各地建設クラブとの交流の活性化へ向けた支援
- 建設部会における組織運営及び広報の実施